賃貸物件を探していると、複数の不動産会社が同じ部屋を扱っているケースがあり、初めて引っ越す方は困惑してしまうかもしれません。
しかし、不動産業界では特に珍しい状態ではなく、むしろ借り手にとって有利に働く可能性もあるのです。
不動産会社の選択肢が増えるので、よりお得なところを選べますよ。
そこで本記事では、同じ物件が違う不動産会社にもある理由や、業者選びのポイントを解説します。
- 不動産業界は共通のネットワークを使っている
- 不動産会社を比較検討する時は仲介手数料と対応品質を要チェック
- 管理会社・オーナー側へのコストは削減できない
できる限りお得に賃貸契約したい方は、ぜひ参考にしてください。
同じ物件が違う不動産会社にある理由とは
不動産業界では共通の流通ネットワークを導入しており、掲載されている物件はどの業者でも自社サイトを用いて仲介できます。
- REINS(レインズ):正式名称は「指定流通機構」であり、国土交通大臣から指定された団体が運営。市場にでているほとんどの賃貸・売買物件を網羅している。
- ATTB(アットホーム):レインズとは異なり民間企業が運営する流通ネットワーク。一般公開されているアットホームではなく、業者しか閲覧できない。
すなわち、日本国内の不動産業界は上記のサイトを中心に循環しているため、借り手は「同じ物件が複数の不動産会社にある」ように見えてしまうのです。
もちろん、物件情報の発信者である管理会社とオーナーには様々なメリットがあり、むしろ紹介してくれる業者が多い方が好ましいといえるでしょう。
- 借り手が見つかる可能性が高まる
- 管理会社は自社で案内しなくても仲介手数料がもらえる
管理会社は借り手からの仲介手数料がもらえないので、その点はデメリットですね。
また、借り手は不動産会社の比較検討が可能となる利点があります。
- 対応品質が良い不動産会社を選べる
- 初期費用が安い不動産会社に依頼できる
場合によっては、仲介手数料ゼロ円で賃貸契約を進められるので、きちんと選定してみてくださいね。
仲介手数料を大幅に抑えられるのは、以下の2社です!
仲介手数料ゼロ円:賃貸契約専門サービスレコッサ
仲介手数料500円:東京ワンコイン賃貸
同じ物件を掲載している不動産会社を選ぶ時のポイント
ここからは、同じ物件を掲載している不動産会社を選ぶ時のポイントを解説します。
現在引っ越しを検討している方は、ぜひ参考にしてください。
接客品質が良い不動産会社を選ぶ
借りる物件が変わらないのであれば、できる限り接客品質が良い不動産会社に依頼するのがおすすめです。
- 電話やチャットで問い合わせる
- 実際に内見を申し込んでみる
- 口コミをチェックする
内見は少し手間がかかりますが、口コミのチェック程度であれば誰でも簡単に行えるでしょう。
メリットだけでなくデメリットも教えてくれるだけでなく、積極的に提案してもらえる不動産会社を選んでくださいね。
仲介手数料が安い不動産会社を選ぶ
賃貸物件の仲介手数料は家賃1カ月分+消費税が一般的である一方、実は不動産会社によって設定が異なり、中にはゼロ円で契約できるケースもあります。
仲介手数料そのものを削減できれば、初期費用を大幅に抑えられそうですね。
具体的なおすすめ業者は以下の2社となり、それぞれ魅力的なサービスを提供していますよ。
- まるなげ賃貸:仲介手数料ゼロ円で日本全国の物件に対応
- 東京ワンコイン賃貸:東京23区の賃貸物件を一律500円で仲介
いずれもLINEで完結する上に、あらかじめ決まった仲介手数料しか発生しないので、以下の記事で詳細を確認してみてください。
仲介手数料ゼロ円:賃貸契約専門サービスレコッサ
仲介手数料500円:東京ワンコイン賃貸
複数の不動産会社にある物件を選ぶ時の注意点3つ
ここからは、複数の不動産会社にある物件を選ぶ時の注意点を確認していきましょう。
より効率的に賃貸契約を進めるためにも、ぜひ参考にしてください。
借り手が決まりやすい
扱っている不動産会社が多ければ、その分借り手の目にも止まりやすくなります。
したがって、のんびりしていると先を越されてしまう可能性が高いので、できる限りスピーディーに問い合わせるのがおすすめですよ。
- アクセスが良好で築が浅い
- 1~3月の繁忙期はどんな物件でも借りられやすい
- 相場に比べて賃料が安い
逆に7~8月の閑散期は競争率が下がるため、そこまで焦らなくても良いでしょう。
初めから自分に合った不動産会社を見つけておくとさらに効率的ですね。
管理会社側の初期費用は変わらない
不動産会社を比較検討すれば、「仲介手数料に関しては」削減できる見込みがある一方、管理会社・オーナー側へ支払うコストは基本的に変わりません。
- 敷金・礼金
- 火災保険料
- 家賃保証料
- 鍵交換費など
ただし、火災保険料は半額以下に抑えられる方法があるので、詳しくは以下の記事をチェックしましょう。
関連記事:賃貸の火災保険は自分で加入した方が安い?損しないための保険の知識
敷金と違って礼金は返還されないため、初めからゼロ円の物件を選ぶと良いですね!
複数の不動産会社に申し込むのは規約違反
営業スタッフの対応品質を見極めるには、複数の不動産会社と話を進める必要がありますが、この時は絶対に申し込みが重複しないように注意しましょう。
申し込みを入れた時点でオーナーや家賃保証会社の審査に同意したものと見なされるため、2件以上の不動産会社に申し込むと規約違反となる。
高確率で審査に落ちてしまうので、比較検討の際は申し込みを行わず以下の段階に留めてくださいね。
- 電話・チャットの物件相談
- 内見だけで申し込みは後日に保留
- 店舗に出向いて物件の詳細を聞く
二重申し込みさえしなければ、何社に問い合わせても問題ないため、最大限自分にマッチした不動産会社を見つけましょう。
規約違反で目当ての物件を逃さないように、きちんと把握しておいてくださいね。
同じ物件が違う不動産会社にある時は比較検討するのがおすすめ
本記事では、同じ物件が違う不動産会社にある理由や、業者を選ぶ時のポイントと注意点を解説してきました。
- 借り手が決まりやすい
- 管理会社側の初期費用は変わらない
- 複数の不動産会社に申し込むのは規約違反
上記を踏まえつつ、対応品質が良好で仲介手数料が安い不動産会社を選べば、より効率的に賃貸契約を結べるので、ぜひ本記事を参考にしてくださいね。
仲介手数料を最大限に抑えたいのなら、まるなげ賃貸と東京ワンコイン賃貸がおすすめですよ。
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