築年数は家賃に影響する重要なポイントであり、基本的に建物が古いほど安く借りる*ことができます。
しかし、築古の物件を選ぶ際に気になるのが、平和な生活を脅かす「ゴキブリ」の存在です。
老若男女問わず苦手な方が多く、できることなら自分の家にはいてほしくない害虫ですよね。
そこで本記事では、築年数とゴキブリの出現頻度の関係性や、その他に注意するべきポイントを解説します。
- 築年数の古さがゴキブリの出現頻度に直結するわけではない
- 飲食店や公園が非常に近い物件は注意が必要
- 掃除をこまめに行いつつ換気も徹底するのがおすすめ
メンタルだけでなく、健康面にも悪影響を及ぼすリスクがあるので、あらかじめしっかり押さえておきましょう!
*リノベーション物件などの例外は存在します
賃貸の築年数はゴキブリの出現に少なからず関係する
築年数の古さがゴキブリの出現頻度に直結するわけではありませんが、物件が老朽化して以下のような状態になっている際は、少し注意した方が良いでしょう。
- 壁にひび割れが発生している
- 建付けが悪くなり窓などに隙間がある
- 配管の劣化で侵入ルートができている
一方、定期的にきちんと修繕されていれば、たとえ築年数が古くても綺麗な状態を保てるため、ゴキブリの出現頻度も低下する期待が持てます。
築年数がゴキブリの入り込みやすさに直結するわけではなく、建物の状態が重要なのです!
ゴキブリが出現しにくい賃貸物件の特徴4つ
ここからは、ゴキブリが出現しにくい賃貸物件の特徴を4つ解説します。
理想の暮らしを手に入れるためにも、ぜひ参考にしてください。
近くに飲食店がない
物件の近くに飲食店があれば、仕事で遅くなった日でも簡単に食事が済ませられるだけでなく、気晴らしや自分へのご褒美にもなるでしょう。
ただし、食材の臭いがする場所にはどうしてもゴキブリが集まりやすくなるため、次のような物件には注意しなければなりません。
- 1階部分にレストランやファストフード店がある
- 賃貸物件の隣に飲食店がある
特に1階部分が飲食店の場合は、配管や壁、階段を伝って自室に昇ってくる可能性があるので、どうしても住むのならきちんと対策するのがおすすめです。
コンビニ、スーパーもゴキブリが好む環境ですよ。
地面から遠い高層階
ゴキブリは上昇するための飛行能力に長けていないので、地面に近い1~2階の部屋ではなく、できる限り10階などの高層階を選んだ方が良いでしょう。
一般的には11階以上なら安全圏とされています。
ただし、どれだけ高層階であっても、残念ながら以下のルートから侵入してくる可能性はゼロではありません。
- 排水管
- マンションの外壁
したがって、たとえ最上階の部屋を借りても「昇ってくるかもしれない」という警戒心は持っておく必要があります。
物件の目の前に公園がない
物件の目の前が大きな公園なら、開けた眺望の中で快適に過ごせるメリットがあります。
しかし、以下のポイントから、公園はゴキブリにとっても好都合な環境であり、場合によってはベランダから直接飛び込んでくるケースもあるでしょう。
- 枯葉や土はゴキブリの住処になる
- 物件の近くに木があると、枝を伝って侵入してくる
したがって、もしゴキブリのいない生活を求めるのなら、目の前に公園がない物件を検討してみてください。
もちろん、ゴキブリのリスクを除けばとても良い立地です。侵入を防ぐ対策を講じて、最大限有意義に過ごせるようにしましょう。
共用部の衛生が保たれている
ゴキブリにとっては髪の毛やホコリすら立派な食糧となるため、室内はもちろん共用部の衛生環境もチェックする必要があります。
- ゴミ置き場に生ごみなどが散乱している
- 廊下・エレベーターホールの掃除が行き届いていない
逆に、住人・管理人が建物を清潔に保っていれば、ゴキブリは十分な食事が確保できず、自然と別の拠点へ移っていくでしょう。
自分が気持ちよく住む上でも大切なポイントですね!
賃貸でゴキブリに遭遇しないための対策3つ
ここからは、賃貸でゴキブリに遭遇しないための対策を3つ確認していきましょう。
誰でも簡単に実施できる方法ばかりなので、ぜひ参考にしてください。
常日頃から掃除する
ゴキブリを寄せ付けないためには、とにかくこまめに掃除して室内を清潔に保つことが重要です。
- リビング:簡単でも良いので頻繁に掃除機をかける
- キッチン:生ごみを残しておかない
- 寝室:布団・ベッドを定期的に天日干しする
生活空間が広い一軒家は少し大変かもしれませんが、少しでも遭遇率を下げたいのなら、きちんと徹底しましょう。
最近はルンバなどの自動掃除機も便利ですよ!
ゴキブリの侵入ルートを塞ぐ
ゴキブリは数センチの狭いスキマからでも侵入してくるので、引っ越した段階でできる限り塞いでおくのがおすすめです。
- キッチンの換気扇:フィルターを設置する
- 排水溝:ネットなどを付ける
- 窓の隙間:専用のテープを貼る
上記の他に、ドレンホースや浴室の換気口もゴキブリが入り込みやすいルートとなるため、該当する箇所をくまなく対策してみてください。
100円均一なら、ほとんどの防虫グッズが揃いますよ!
こまめに換気する
ゴキブリは、水滴1つで数日程度生き延びられるほど生命力が強いので、水回りの換気はこまめに行いましょう。
- お風呂・洗面所:除湿器などを使って湿気を乾かす
- キッチン:水分をふき取る
- リビング:飲み物を残しておかない
参考までに「高温多湿」はゴキブリが最も好きな環境となるため、夏場は特に湿気対策を徹底してくださいね。
市販の湿気取りを使ってみるのもおすすめです!
賃貸の築年数が古くてもゴキブリが出現するとは限らない
本記事では、築年数とゴキブリの出現率の関係性や、遭遇しにくい賃貸物件の特徴を解説してきました。
- 近くに飲食店がない
- 地面から遠い高層階
- 物件の目の前に公園がない
- 共用部の衛生が保たれている
上記を押さえて物件を探しつつ、ゴキブリを寄せ付けない対策も行えば、十分に出現率を下げることができるでしょう。
もし物件選びに自信がない方は、以下の記事で解説している東京ワンコイン賃貸に相談してみてください!