新生活を始めるには、理想の部屋を探すだけでなく引っ越し業者も選定しなければなりません。
しかしながら、人生でそう何度も経験するイベントではないために、「どの業者にすれば良いか分からない」という方も多いでしょう。
引っ越し業者を上手に選べば初期費用の削減にも繋がりますよ!
そこで本記事では、引っ越し業者の決め方や費用を抑える見積もり依頼のコツを解説していきます。
- 引っ越し業者を決める際はスケジュールやサービス内容、口コミと料金をチェック
- 大手と中小業者で特徴が異なる
- 料金を抑えるには時間帯やシーズンを調整して相見積もりサイトを活用
初めての引っ越しでもポイントを押さえれば問題なく進められるので、ぜひ参考にしてください。
引っ越し業者の決め方は4つのポイントを押さえるべし
引っ越し業者を決める際は、以下4つのポイントに注目するのがおすすめです。
- 引っ越し業者の口コミ・評判
- 引っ越し料金の内訳を事前に確認する
- 予約可能なスケジュール
- 引っ越しにかかる料金
業者の種類が多いだけに、ネットの情報を1つずつ精査すると多大な時間を要してしまいますが、上記を踏まえて絞り込めば効率的に選定できるでしょう。
要点さえ分かっていれば、スピーディーに業者を見つけられそうですね。
引っ越し業者の種類とは
引っ越し業者は大きく分けて「大手」と「中小」の2種類に分類することが可能です。
いずれも異なる特徴を持っているので、きちんと把握しておきましょう。
大手業者の特徴
大手とは、テレビCMで宣伝しているような業者を指しており、代表的なところでは「アリさんマークの引っ越し社」や「アート引っ越しセンター」が挙げられます。
メリットとしては以下の通りであり、信頼性・安心感を重視したい方には特におすすめです。
- 建物の養生をしっかりと行うので荷物の運搬時に家を傷付けられる心配が少ない
- 戸建てやマンションといった様々な建物のタイプに対応している
- 引っ越し作業員の教育が徹底しており対応品質が安定している
- 作業員数を十分に確保しているので日程希望が通りやすい
一方、たとえ大手業者でも次のようなデメリットには注意した方が良いでしょう。
- 引っ越し料金が割高になりやすい
- 対応品質が悪いという評判も稀に挙がっている
大手業者は引っ越し料金が割高になりやすく、作業員の対応品質も完全に一定というわけではありません。
両方の側面を把握した上で引っ越し業者を選んでみてください。
中小業者の特徴
比較的知名度が低い中小業者には、料金やサービス面でメリットがあります。
- 大手に比べて安価な料金を提示している
- サービスに融通を利かせてくれるケースがある
中小業者は顧客の要望に合わせて柔軟に対応してくれることが多く、場合によっては大手よりコスパが良くなる期待も持てるでしょう。
千葉から東京への引っ越しで一部の荷物だけ茨城の実家に届けてくれるなど、大手では叶わないリクエストも通るかもしれません。
ただし、次のデメリットには注意が必要であり、契約内容などは事前にきちんとチェックするのがおすすめですよ。
- 企業としての運営実績が短く事業規模も小さいので信頼性に不安を感じる方が多い
- 補償内容が充実していない引っ越し業者も多い
もちろん、中小業者の中にも大手に匹敵するサービスを提供しているところもあるので、後で解説するポイントを通して判断してみてくださいね。
すべての中小業者が当てはまるわけではありませんが、荷物受け渡し完了のサインをした後に破損を見つけても、補償に応じてくれない事例がありました。
引っ越し業者を決める4つのポイント
ここからは、引っ越し業者を決める4つのポイントを確認していきましょう。
今後賃貸を契約する予定がある方は、ぜひ参考にしてください。
引っ越し業者の口コミ・評判
引っ越し業者は大切な家具・家電を預けることから、対応品質は最も重視するべきポイントの1つといえます。
そのため、口コミや評判はあらかじめきちんとチェックした方が良いでしょう。
- GoogleやYahoo!で検索
- TwitterなどのSNSで検索
- 知恵袋で利用者から直接意見を聞くのも効果的
利用者の意見は極めて有効な判断材料になるので、多少の時間をかけてでも収集してみてください。
見積もり依頼の電話などで対応品質を直接確かめるのも良いですね。
引っ越し料金の内訳を事前に確認する
一見すると料金が安くなっていても、肝心のサービスは最低限の内容しか含まれていない可能性もあります。
特に以下のようなリクエストはオプション扱いにされやすいので、事前にきちんと問い合わせなければなりません。
- ベッドなどの不用品処分
- エアコンの脱着
- ピアノなどの大型且つ精密な製品の輸送
想定される作業をすべて伝えて、トータルコストを把握するようにしてくださいね。
備え付けではなく自分で買ったエアコンを購入した方は、脱着の料金を忘れずに聞いておきましょう。
予約可能なスケジュール
引っ越し業者を選ぶ上では予約できるスケジュールも大切なポイントであり、日程はもちろん時間帯には特に注意が必要です。
- 午前便:午後の荷ほどきに最も都合が良いので予約がすぐに埋まる
- 午後便:比較的料金が安い一方で当日中に荷解きが終わらないことがある
- フリー便:引っ越し業者次第で時間が変動するので荷解きの見通しを立てにくい
遅い便はコストを抑えられる反面、引っ越し当日の寝床を準備するだけでも深夜になってしまうかもしれません。
したがって、料金面だけでなく「どれだけスケジュールの希望が通るか」も重視しましょう。
3~4月の繁忙期は午前便の希望者が殺到するので、早めに依頼するのがおすすめですよ。
引っ越しにかかる料金
先ほど触れた3つのポイントを踏まえた上で、最終的にかかる料金をチェックしていきましょう。
- サービスの内容を満たしているか
- 希望のスケジュールが確保できているか
- 口コミ・評判は問題ないか
ここまで念入りにリサーチすれば、きっと自分にピッタリの引っ越し業者が見つかるので、各項目を丁寧に進めてみてください。
引っ越し代は工夫次第で安くなるため、様々な業者を比較してみてくださいね。
引っ越し費用を抑える見積もり依頼のコツ
引っ越し費用をできる限り抑えるコツは、以下の通りとなります。
- フリー便や午後便などの料金が安い時間帯を選ぶ
- 5~12月のオフシーズンを狙う
- ネットの相見積もりを活用する
オフシーズンは希望のスケジュールが取りやすいだけでなく、全体的な料金についても安い傾向です。
相見積もりも無料で利用できるので、積極的に活用していきましょう。
時間帯については荷解きの時間なども考慮しながら決めてくださいね。
引っ越し業者の決め方は初心者でも簡単に実践できる
本記事では、引っ越し業者を決める際に押さえるべき4つのポイントや、料金を安くするコツについても解説しました。
- 引っ越し業者の口コミ・評判
- 引っ越し料金の内訳を事前に確認する
- 予約可能なスケジュール
- 引っ越しにかかる料金
1つずつ丁寧に進めれば自分に合う業者が簡単に見つかるので、今後引っ越しを検討している方はぜひ参考にしてください。
もしリサーチする時間が取れない場合は、相見積もりサイトだけでも使ってみましょう!