引越する際は、マンションや戸建てといった住居だけでなく、駐車場も借りなくてはならないケースがあります。運良く安いところが見つかれば御の字ですが、残念ながらそう上手くはいかないでしょう。
毎月支払うコストなだけに、少しでも安く抑えたいですよね…。
そこで本記事では駐車場の値下げ交渉は可能なのか、コストを抑えて駐車場を借りる方法を解説していきます。
- 駐車場の値下げ交渉は相手の状況次第で可能
- オーナーと直接契約する方がコストは抑えられる
- 割安で借りられる駐車場には特徴がある
少しでも経済的な余裕を作れるように、ぜひ参考にしてください。
駐車場料金の値下げ交渉は相手次第で可能
月極め駐車場は3つのタイプに分かれており、相手次第で値下げ交渉の可否が変わってきます。
- 賃貸住宅に付属する駐車場
- 近所の月極駐車場(不動産仲介)
- 近所の月極駐車場(仲介なし)
効率的に無駄なく値下げ交渉できるように、しっかり押さえておきましょう。
賃貸住宅に付属する駐車場
駐車場は、アパートやマンションの一室ごとに付属しているケースも多く、家賃に含まれているか追加料金を払うことで借りられます。もし値下げ交渉する場合は仲介業者にアプローチする必要がありますが、以下のような理由から基本的には難しいと思った方が良いでしょう。
- 仲介業者を挟むからオーナーとの交渉に手間と時間がかかる
- 既にセット価格で定められた値段となっている
セット料金の場合、駐車場分の適切な価値を算出するのに手間がかかるんです。
近所の月極駐車場(不動産仲介)
近場の月極め駐車場を借りるのは、最も一般的なパターンといえるでしょう。そして、ほとんどの場合は仲介業者を挟む必要があり、値下げ交渉は厳しいのが実情です。
- 仲介業者を挟むからオーナーとの交渉に手間と時間がかかる
- オーナーが提示価格で借りてくれる人を求めている
月極め駐車場のオーナーは成約時に仲介手数料を支払わなければならないので、利益を残すために賃料を下げたがりません。
オーナーにとっても仲介手数料は手痛いコストなんです!
近所の月極駐車場(仲介なし)
月極め駐車場は、直接オーナーから借り受けるケースもあり、結論からいえばこのパターンが最も値下げ交渉しやすいでしょう。
- 仲介業者を使わないからオーナーも集客が大変
- 仲介手数料が発生しないので値下げしやすい
- 直接やり取りできるからスピーディーに交渉できる
オーナーは地主や不動産業者など様々ですが、基本的には「値下げしてほしい」という意思を示せば問題ありませんよ。
賃料さえ下げてくれれば借りられる。という気持ちを積極的にアピールしてみてください!
駐車場のコストを抑える方法3つ
車を所有している状態で賃貸物件を借りるなら、ほぼ必ず駐車場を探さなければなりません。ただ、東京都内で借りるなら数万円にのぼるケースも多く、地方でも1万円は覚悟しておいた方が良いでしょう。
- 東京中心地:一台5〜6万円/月
- 23区内の一般的な住宅地;中央値は2万円代後半
- 地方都市:数千円~1万円程度
長く借りるほど出費が増えるだけに、少しでもコストダウンしたいのが正直なところ。そこでここからは、駐車場代を安くする3つの方法を確認していきます。
車を所有している方は是非参考にしてください!
仲介業者を通さないで借りる
不動産会社が仲介に入っている駐車場は、手数料分のコストを賄うためにやや高めに賃料を設定している傾向です。そのため、オーナーと直接契約できる駐車場を見つけた方が安く借りられるでしょう。
一昔前は個人の連絡先が載っている看板を見つけるしかありませんでしたが、最近はネットやSNSでも簡単に探せますよ!
ただし、相場より安い駐車場は誇張抜きですぐに借り手が付いてしまうので、見つけ次第すぐに連絡するのがおすすめです。
塗装されていない駐車場を借りる
コンクリート塗装や番号が割り振られていない砂利だけの駐車場は、建築コストがかかっていないことから、賃料が安いメリットがあります。
実際に、屋根付きの駐車場と比べると同じエリアでも数千円程度変わってきますよ!
ただし、未舗装の駐車場は、悪天候時に砂利や泥が跳ねたり雨ざらしになるリスクがあるため、デリケートな方は避けた方が良いかもしれません。
人気のなさそうな駐車場を借りる
駐車場はとても回転が早く、人気物件はすぐに借りられてしまいます。一方、以下のようなパターンは借り手がつきにくく、賃料も早い段階で引き下げられるでしょう。
- 駐車場内で車が停めにくい位置
- 車が入り込みにくい場所に駐車場がある
多少利便性は低下してしまいますが、コストを抑えたい方にとってはむしろ掘り出し物。きちんと車が停められるかだけは念入りに確認してくださいね。
駐車場の値下げ交渉はオーナー直接がおすすめ
本記事では、駐車場を値下げ交渉する方法や、安く借りるコツを解説してきました。
- オーナーから直接借りる
- 舗装されていない駐車場
- 人気のない駐車場
そして、仲介業者を挟まずオーナーから直接借りられる駐車場は、家賃交渉も成功しやすいメリットがあります。それぞれの特徴を踏まえて、少しでもお得にカーライフを送りましょう。