賃貸物件を選ぶ際は立地や価格、周辺環境に注目する人がほとんどですが、自分が住む階数にこだわる方はなかなか少数派。一見すると小さな問題に思えるものの、住環境に大きな影響を与えることから、実は欠かせないポイントなのです。
全く同じ部屋タイプでも、家賃や日当たり、安全性が大きく異なります。
そこで本記事ではマンションの階数別の住み心地、そしてマンションで住んではいけない階はあるのか解説していきます。
- 階層ごとに住み心地は違う
- マンションで住んではいけない階は人によって異なる
- 階層ごとのメリット・デメリットを知ることが大切
たった1階分の差でも、ガラリと生活が変わるので、しっかり押さえておきましょう!
マンションで住んではいけない階は人によって異なる
まず結論として、マンションで住んではいけない階は「何を重視するか」によって異なってきます。すなわち、特定の階が絶対にダメというわけではなく、考え方・ライフスタイルでいくらでも変わるのです。
ちなみに、各階がNGな人は以下の通りです!経済状況や安全管理によって大きく違っているのが分かりますね。
- 高層階NG:家賃を安く抑えたい・災害時に早く外に出たい方
- 低層階NG :防犯性重視・虫が苦手な方
上記の他に、「大地のパワー」は樹木が伸びる5階くらいにしか届かないことから、6階以上はNGという風水好きの方も存在するほど。どの階が合っているかはまさに「十人十色」なので、自分の希望に忠実に選んでみましょう。
マンションの階層別の住み心地
自分のライフスタイル合う階数を知るためには、まず階層別の特徴を理解しておく必要があります。
そこでここからは、各階、階層の住み心地とメリット・デメリットを見ていきましょう。
1階の住み心地|メリット・デメリット
マンションの1階には以下のようなメリットがあり、結論から言うと家賃と引っ越し費用を抑えたい方におすすめです。
- 家賃が安い
- 引越しの費用を抑えられる
- 下の階との騒音トラブルがない
そもそも下の階が存在しないことから、自分の足音に気を遣う必要がないのも嬉しいポイントですが、同時に以下のようなデメリットには注意しなければなりません。
- 防犯性が低い
- 日当たり・風通しが良くない
- 騒音の被害が最も大きい
下の階とのトラブルが起こり得ない反面、道路や公園といった外の騒音が響きやすいため、事前に周辺環境をチェックしておきましょう。
2階〜3階(低層階)の住み心地|メリット・デメリット
2~3階の低層階は、自分の気分や状況に応じてエレベーターが使えるメリットがあり、外からの視線もある程度シャットアウトできます。
- エレベーターと階段の使い分けができる
- 外からの視線が気にならない
- 風通しが良くなる
疲れている時はエレベーター、急いでいるタイミングは階段に切り替えられるのは、低層階ならではですね!
ただし、上下階に住人が存在し、防犯性がそこまで高くない点には注意しなければなりません。
- 上下階の生活音が響く
- 1階が店舗の場合は虫が出やすい
- 防犯性はそこまで高くない
上下階の生活音に関しては、鉄骨コンクリート造などを選べばある程度避けられますが、1階が飲食店の場合はとても害虫がでやすいので、あらかじめチェックしておきましょう。
4階〜中層階の住み心地|メリット・デメリット
4階〜中層階は防犯面・騒音のいずれも避けられるメリットがあり、気密性も高くなっています。
- 防犯性が高い
- 地上の騒音は気にならない
- 外気の影響を受けにくい
上下に部屋が密集しているので、外気の影響を受けにくいんです!空調を使えば夏は涼しく冬は暖かく保てますよ!
一方、物件にエレベーターが付いていないと、帰宅するだけでも一苦労。足音が響きやすい構造では、階下へも気を遣わなければならないデメリットがあります。
- 階下への配慮が必要
- エレベーターがない物件では階段が辛い
参考までに、エレベーターは高さ31m以下の物件、つまり6階以下のマンションには設置義務がないので、その点も踏まえて探してみてくださいね。
高層階・最上階の住み心地|メリット・デメリット
高層階・最上階は眺望が良いだけでなく、日当たり・風通しも抜群。低層階と違って窓から害虫が入り込むこともないでしょう。
- 窓からの眺望が良い
- 日当たり・風通しが良い
- 虫やゴキブリが少ない
高層階が位置する高さは、ゴキブリの飛行可能高度を大きく超えているんです!
しかしながら、高層階は地震の揺れが大きくなり、もちろん家賃も高額な傾向です。
- 家賃が高い
- 地震の揺れが大きい
- エレベーターがないと生活できない
そもそもエレベーターがないと生活できないため、朝の混雑しがちなタイミングは特に注意した方がいいですよ。
マンションで住んではいけない階を知るためにメリット・デメリットを把握しよう
本記事では、マンションで住んではいけない階や各階のメリット・デメリットを解説してきました。
- 高層階NG:家賃を安く抑えたい・災害時に早く外に出たい方
- 低層階NG :防犯性重視・虫が苦手な方
実際のところ「絶対にNGな階」というものは存在せず、自分のライフスタイルに合っているかが重要なポイント。様々な角度から検証とリサーチを重ね、最適な物件を選んでみてください。
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