賃貸のクリーニング代先払いって？退去時にはどうなるの？

賃貸契約における「ハウスクリーニング代」といえば、退去時に清算するのが一般的。しかし、物件によっては契約時に先払いするケースもあり、初めて引っ越す方は戸惑ってしまうでしょう。

そこで本記事では、クリーニング代を先払いする理由や退去時はどうなるのかを解説します。

入居時にクリーニング代の先払いを請求される2つの理由

賃貸のハウスクリーニング代は退去時に請求されるのが一般的ですが、実は意外と先払いを求められるケースが少なくありません。

ここではまず、先払いの理由を2つ解説していくので、今後引っ越しを検討している方はぜひ参考にしてください。

敷金の代わり

クリーニング代は敷金の代わりに請求されるパターンが多いため、以下のようなうたい文句の物件は先払いを求められる可能性があります。

しかし、一見安く見えてもクリーニング代を先払いさせることでまかなっているので、実質的には通常の物件をそこまで変わらないと思って良いでしょう。

退去時のトラブル対策

賃貸物件は退去時に敷金を清算してクリーニングなどの修繕を行うのが基本ですが、以下のようなトラブルに発展することもあり、大家にとって悩みの種になります。

無論、大家としてはなんのクレームも受けずにお部屋を綺麗にしたいところ。そこで、不要なトラブルを避けるために、クリーニング代を先払いしてもらうのです。

そもそも賃貸物件のクリーニングとは？どんなことをするの？

賃貸物件のクリーニング自体は一般的ですが、実は「具体的に何をやっているか」まではあまり知られていません。具体的な作業内容は以下の通りであり、一般人が行うお掃除とは大きな差があるのです。

ただし、業者によってクリーニングの内容には差があり、室内の様子次第ではカビの除去までやらないケースも少なくありません。

クリーニング代は退去時に請求されるのが一般的

本記事では、クリーニングの先払いについて解説していますが、基本的に室内の清掃・修繕費は現況に応じて見積もられるため「退去時請求」が一般的です。

多くの場合、退去から1ヶ月前後で見積書が送られてくるため、指定の口座などに振り込んで支払います。ちなみに先払いしていても、室内が常識外れに汚い、建具の破損がひどい場合などに備えて業者のチェックは入りますよ。

賃貸クリーニング代を先払いしたのに退去時に請求されるケースとは？

賃貸人が契約時にクリーニング代を先払いしていた場合、そのままクリーニングのコストに充てられます。また、通常は追加で支払う必要はないのですが、以下のケースにおいては例外的に求められるかもしれません。

上記の通り、普通に過ごしていればほとんど気にする必要はありません。ただ、万が一修繕費用などが先払い金額を上回ってしまった際は、追加で超過分を支払うことになるでしょう。

賃貸物件のクリーニング代を先払いしても丁寧に暮らそう

本記事では、クリーニング代を先払いする理由や追加で求められるパターンを解説してきました。

また、通常は退去時に追加で支払う必要はありませんが、「室内が著しく汚れている」「建具が故意的に壊されている」場合は超過分を求められるでしょう。