賃貸物件を契約する際は、不動産会社に「内見」を申し込んで事前に部屋の様子をチェックしておくのが基本の流れです。
しかし、様々な事情によって内見せずに契約することもあり、実際に住み始めてから後悔してしまう方も存在します。
内見しなければ分からないこともたくさんありますよね。
そこで本記事では、内見しないで契約する4つのリスクや、おすすめの回避方法についても解説します。
- 内見せずに契約しても絶対に後悔するわけではない
- 内見できない代わりに仲介手数料がゼロ円の不動産会社もある
- リスクと回避方法を把握すれば効率的に部屋探しを進められる
内見できない時の対処法も掲載しているので、ぜひ参考にしてくださいね。
内見せずに契約しても必ず後悔するわけではない
まず結論として、内見せずに契約しても絶対に後悔するわけではなく、むしろ次のようなメリットが得られるでしょう。
- 物件へ出向く際の交通費を削減できる
- 他の申込者よりも早く手続きが進められる
- 不動産会社によっては仲介手数料をゼロ円にできる
内見を省くことで交通費や時間を削減できる上に、不動産会社によっては仲介手数料をゼロ円にすることも可能です。
以下記事で紹介している「まるなげ賃貸」は、内見できない代わりに仲介手数料が発生しません!
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ただし、内見しなければ分からないことも多く、もし耐えられないほどの問題なら自主的に退去せざるを得ないケースもあるでしょう。
そのため、すべての物件が当てはまるわけではないにしても、きちんとリスクを踏まえて契約しなければなりません。
内見しないで契約する4つのリスク
ここからは、内見しないで契約するリスクを4つ解説します。
実際に住んでから後悔しないように、きちんと把握しておきましょう。
画像よりも部屋が汚い
ほとんどの賃貸物件は室内画像が公開されている一方、基本的には大まかな様子しか確認できないため、契約が済んでから細かな汚れに気が付くケースがあります。
- キッチンのシンクに大量の水垢
- 蛍光灯内部に羽虫の死骸が溜まっている
- 床にうっすらと満遍なく埃が付着している
上記はいずれも掃除すれば簡単に解決するものの、「自分が汚したわけじゃないのに」と不満に思う方も多いでしょう。
築が古い物件にありがちな事例なので、もし不安な場合は契約前に営業担当へ相談してみてくださいね。
空き室期間が長い部屋も汚れに注意です。
足音が思ったよりも響く
内見しないで契約するリスクの中でも特に注意したいのが、上階の住民と自分自身の足音です。
- 上階の住民の足音が響きすぎて気になってしまう
- 自分の足音が原因で下階から苦情がくる
実際のところ、音を伝えにくい鉄骨鉄筋コンクリートですら、構造次第では響いてしまうため、あらかじめきちんと質問しておいた方が良いでしょう。
遊びたい盛りのお子さんがいる方は、特に注意が必要です。
想像より日当たりが悪い
開口部が南向きの物件なら、反射的に「日当たり良好な部屋」というイメージを持つかもしれませんが、実際に住んでみると大きく予想を裏切られるケースもあるのです。
- マンション・アパートの目の前に高層ビルが建っている
- 1階の部屋なので一般的な戸建てにも日差しが遮られる
場合によっては昼間でも室内灯をつける必要があり、想定以上に電気代が発生するかもしれません。
内見しておけば即座に分かる問題点ですが、どうしても難しいのならGoogleマップなどで確認するのもおすすめですよ。
物件の目の前が背の低い公共施設や公園なら安心ですね。
共用部分が荒れている可能性がある
マンション・アパートの場合は共用部の状態にも注意が必要であり、たとえ室内が綺麗でもエントランスやエレベーターホールなどがとても汚いケースがあります。
- 集合ポスト付近にチラシが散乱している
- エレベーターホールにゴミが置き去り
- エントランスが明らかに掃除されていない
ほぼ毎日目にするエリアなだけに、もちろん清潔であってほしいものですが、残念ながら共用部の様子はチラシや地図サイトでは分かりません。
そこでおすすめなのが、物件の管理形態から推測する方法です。
- 無人管理:トラブル時に電話連絡で呼び出す形態
- 巡回管理:管理人が週に数日通ってくれる
- 日勤管理:平日の日中に管理人が在籍
- 常駐管理:集合住宅に住み込む形態(勤務時間自体は日勤と同じ)
上記の中でも日勤と常駐管理は共用部をこまめに掃除してくれる可能性が高いため、比較的安心できるでしょう。
管理形態は営業担当に聞くのが確実ですよ!
内見できないリスクを避ける3つの方法
ここからは、内見できない時の対処法をパターン別に3つ確認していきましょう。
リスクを回避して理想の暮らしを手に入れるためにも、ぜひ参考にしてください。
居住中物件の場合
住民がまだ住んでいる場合、基本的に退去するまでは内見できないため、以下の方法を検討してみましょう。
- 退去した後に内見できるか確認する
- 同じマンション・アパートの別部屋の画像を見せてもらう
借りる意思を見せれば営業担当も最大限動いてくれるため、相談ベースで切り出してみてください。
居住者が退居するまで待つと他の申し込みが入ってしまう可能性もあるので、状況を見ながら立ち回る必要があります。
建築中物件の場合
建築している最中の新築物件も内見できませんが、ある程度完成に近づけば部屋の様子を見せてもらえるケースがあります。
- 完成予定まで1か月を切った時期から内見できることが多い
- 工事スタッフがいない時間帯しか予約できない
一方、新築物件なら部屋の汚れなどを心配する必要はないので、あまりに競争率が高い場合は内見せずに契約した方が良いでしょう。
日当たりに関しては実際に物件所在地へ出向くかGoogleマップを活用してみてください。
遠方に住んでいる場合
遠方に住んでいて内見できない方は、次の方法を検討するのがおすすめです。
- オンラインで内見する
- 物件に出向ける知人・友人に内見を代行してもらう
昨今はオンラインで内見から契約まで完結する不動産会社も増えていますが、もし上手く探せない場合は以下の記事を参考にしてくださいね。
関連記事:【2022年度最新】オンライン賃貸おすすめランキング12社|3つの選び方も徹底比較!
遠方からスムーズに賃貸契約する方法は、こちらの記事でも詳しく解説しています!
内見せずに契約する時はきちんとリスクを把握しよう
本記事では、内見せずに契約するリスクや3つの回避方法を解説してきました。
- 画像よりも部屋が汚い
- 足音が思ったよりも響く
- 想像より日当たりが悪い
- 共用部分が荒れている可能性がある
一方、ほとんどの物件はウェブサイトの掲載情報とそこまで大きな差はないので、あえて内見しないで仲介手数料を削減するのもおすすめです。
本記事の内容を参考にして、適切に立ち回っていきましょう。
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