賃貸物件を借りて実家をでる方の中には、パートナーとの同棲を視野に入れる方も多いでしょう。
一方、広い部屋は基本的に家賃が高いことから「ワンルームか1Kで安く収めたい」と考えるケースも少なくありません。
ワンルームや1Kでも工夫すれば同棲できますよ!しかし、ワンルームや1Kは「単身者専用」が基本なので、「二人入居可否」の確認は必須です!
そこで本記事では、ワンルームと1Kで同棲することはできるのか、あらかじめ押さえるべきポイントなどを解説します。
- ワンルーム・1Kでも同棲自体は可能
- 衣類や寝具を1つにまとめて家具家電は一緒に決める
- プライベートな空間や喧嘩した時の居場所がない点には注意が必要
物件を選ぶ時の注意点についても触れているので、ぜひ参考にしてください。
*ワンルーム・1Kはほとんどが二人入居不可となっており、もし契約書に禁止事項が明記されている上で同棲すると強制退去のリスクもあります。パートナーとの居住を検討する場合は、事前にきちんと確認しましょう。
同棲に適した広さは過ごし方で決まる!ワンルーム・1Kでもふたり暮らしは可能
ワンルームと1Kは賃貸物件の間取りの中でも最も小さな部類に入ることから、一見すると同棲は難しそうに思えます。
しかし、以下のポイントを押さえれば十分快適に過ごすことが可能であり、家賃を抑えて経済的な余裕も生まれるでしょう。
- 基本的には1つのベッド・布団で眠る
- 衣類の収納場所を一か所にまとめる
- 家具家電は一緒に決める
ワンルーム・1Kの一般的な広さは6畳=10㎡ほど(風呂トイレ除く)なので、寝床や収納場所を一緒に使えば「物理的には」問題なく暮らせます。
ただし、大人2人がまったく同じ空間で過ごす性質上、次のようなポイントには注意しなければなりません。
- プライベートな空間は風呂とトイレしかない
- 喧嘩した時の居場所に困る
- 物件によっては二人入居を禁止している
6畳の部屋で寝食を共にするとなれば、完璧なプライベートを確保することは難しく、万が一喧嘩してしまった時も居場所探しに苦労するでしょう。
良好な関係を保つためにも、2人できちんとシミュレーションしてくださいね。
物理的に可能とはいえ、生まれも育ちも違う人間が狭い部屋で生活すれば気をつかう場面も多いでしょう。
ワンルーム・1Kで同棲するための3つのポイント
ここからは、ワンルーム・1Kで同棲するためのポイントをより詳しく確認していきましょう。
現在パートナーと検討している場合は、ぜひ参考にしてください。
基本的には1つのベッド・布団で眠る
ワンルーム・1Kでの同棲生活は必要最低限のスペースを共有するため、基本的には2人で1つの寝具を使うことになります。
- 固め、柔らかめなど寝心地を2人で確認してから買う
- ワンルーム・1Kならセミダブルが最大サイズ
2人で寝ることを考えると、できる限り大きいベッドを買いたくなるところですが、室内のスペースを確保する上ではセミダブルに留めるのがおすすめですよ。
寝心地も大切なポイントなので、2人で相談しながら決めましょう!
衣類の収納場所を一か所にまとめる
ワンルーム・1Kの同棲では衣類の置き場所も重要なポイント。
2人で別々の場所を使ってしまうと居住空間を狭めてしまうため、基本的には一か所にまとめましょう。
- あらかじめ収納がある部屋を選ぶ
- あまりに量が多い場合は一部を実家に置いておく
- 季節外れの衣類は実家で保管がおすすめ
季節外れや着る頻度が少ない衣類をそのまま置いておくと、かなりのスペースを消費するので、事前に相談して実家で預かってもらってくださいね。
衣替えの時は実家との往復になってしまいますが、節約のために頑張りましょう。
家具家電は一緒に決める
ワンルーム・1Kに限った話ではありませんが、同棲するのであれば家具家電は一緒に決めた方が良いでしょう。
- テレビのサイズや付属機能
- スピーカーやBlu-rayプレイヤーといった娯楽架電の要否
- 電子レンジのワット数や冷蔵庫の容量
どちらかだけで選んでしまうと、「自分の好みに合わない」という意見から買い直す事態に発展しかねないので、慎重に協議を重ねてくださいね。
娯楽架電は生活する上で必要ありませんが、お互いが欲しいのなら思い切って揃えた方が充実度が高まりますよ。
ワンルーム・1Kで同棲する時の注意点3つ
ここからは、ワンルーム・1Kで同棲する際の注意点を3つ解説します。
快適な生活を手に入れるためにも、ぜひ参考にしてください。
プライベートな空間は風呂とトイレしかない
ワンルーム・1Kは6畳程度を共有することから、プライベートな空間はほぼないものと思った方が良いでしょう。
- 趣味に没頭したくて静かな空間を求める時
- 自宅でリモートワークする時
よほど1人になりたければネットカフェなどを使うのもおすすめですが、月に数千円~1万円のコストがかかるようなら、1DK~2Kの部屋を借りた方が安上がりになる可能性もあります。
そもそも1人の時間がないとストレスが溜まる、という方は2K以上の部屋を選ぶのがおすすめですよ。
喧嘩した時の居場所に困る
気分が盛り上がっている部屋探しのタイミングで盲点になりがちなのが、喧嘩した時の居場所です。
- 気まずい雰囲気でも同じ空間にいることになる
- 距離を置きたくても友人宅やネットカフェなどに移動する手間がかかる
どれだけ仲が良くても、生活を共にする以上は想定しておくべきリスクなので、もし冷静になる空間が欲しいのなら数千円ほど予算を上げて1DK以上にしておきましょう。
喧嘩すること前提の部屋探しは少し気乗りしませんが、快適に暮らすためには大切ですよ。
物件によっては同棲を禁止している
ワンルーム・1Kでの同棲を検討する上では、「二人入居可」「ルームシェア可」の物件を選ぶ必要があり、もし規約に違反すると強制退去を命じられるリスクがあります。
- 同棲の事実が判明した時点で厳重注意か強制退去
- 不定期なお泊りなら基本的には問題ない
- 毎週定期的に泊まる場合は実質的な同棲と見なされることがある
実際のところ、ワンルーム・1Kはふたり暮らしを想定して作られていないケースがあり、単身入居限定の方が多数派な印象です。
どうしても希望条件で見つからない場合は、間取りが広い部屋も視野に入れた方が良いでしょう。
同棲に必要な広さは人それぞれ!ワンルーム・1Kのふたり暮らしはポイントを押さえよう
本記事では、ワンルーム・1Kの同棲で押さえるべきポイントや注意点を解説してきました。
- 基本的には1つのベッド・布団で眠る
- 衣類の収納場所を一か所にまとめる
- 家具家電は一緒に決める
2人できちんと話し合って決めれば理想の同棲生活が手に入るので、現在検討している方はぜひ参考にしてください。
注意点が許容できなそうであれば、無理をせず1DKか2K以上の部屋も候補に入れておきましょう。