賃貸物件と一口に言っても「アパート」「マンション」「戸建て」と様々なタイプが存在します。そして、その中でも「タワーマンション」は高い人気を誇っており、人生で一度はタワマン生活を送りたいと考える方も多いでしょう。
しかし、タワーマンション特有の問題として取り上げられるのがタワマン格差!入居を検討する身としては、とても気になりますよね。
そこで本記事では、タワーマンション格差のリアルな実情に迫りたいと思います。
- 実際に階数格差があるタワマンも存在する
- 大切なことは理想の暮らしを実現できるかどうか
- タワマン特有のメリット・デメリットがある
入居後に嫌な思いをしないよう、本記事でリアルなタワマン事情について学んでおきましょう!
タワーマンション格差の実態とは
ここではさっそく、タワーマンション格差の実態を確認していきましょう。
正しい認識を持って、理想の暮らしを手に入れてくださいね。
タワマンは階数によって分譲単価に大きな差がある
一般的なマンションの場合、同タイプ物件の階数差による坪単価の違いは3,000円〜5,000円ほど。それに比べてタワーマンションは、同タイプの物件でも1フロア変わるだけで10,000円/坪ほど高額になるケースも少なくありません。
つまり、高層階になるほど家賃がどんどん上がるということ!それでは同じ物件であっても生活水準や意識に差がでてくるのも仕方ないでしょう。
ただし、低層・中層階の家賃がそこまで変わらないこともあるので、一概にすべてのタワーマンションに当てはまるわけではないのです。
- 低層階…20階建て:1~7階・40階建て:1~15階程度
- 中層階…20階建て:8~15階・40階建て:16~30階程度
- 高層階…20階建て:16~20階・40階建て:31~40階程度
したがって、もしタワーマンションに引っ越す際はまず階数ごとの家賃差を確認し、もし開きがあれば「低層と高層の格差があるかもしれない」と想定しておいた方が良いでしょう。
家賃が高いということは、それだけの収入を得ているということ。タワーマンション格差の要因の1つですね。
高層階の特別仕様・エリアがある
タワーマンション内で格差社会が生まれる要因の1つとして、高層階住民専用の仕様も挙げられるでしょう。
- 混雑回避を目指した高層階専用エレベーター
- 高層階にのみエレベーターホールの扉を設けてセキュリティを向上させるケースもある
- 高層階の共用部の方がラグジュアリー感がある
上記は、低層階の住人からすれば「えこひいき」しているように思えますが、高層階は購入と賃貸いずれにしても大金を支払わなければなりません。そのため、デベロッパーとしても特別感を味わってもらいたいのは当然といえるでしょう。
高層階用のエレベーターも差別を感じますよね。でも、大勢が住むタワマンでもし専用エレベーターがなければ、逆に高層階の住人が圧倒的に不便になるんです。つまり、あくまでも合理性を追求した結果なんですよ。
管理費や修繕積立金などの負担感の違い
一般的なマンションと同じく、タワーマンションの管理組合も住人の中から選出されます。その際、高層階と低層階の住人が混在してしまうと、管理費・積立金などを話し合う際に格差を感じるようです。
- 修繕積立金を1万円値上げする際、金銭的に余裕のある高層階と低層階では負担が異なる
- 生活水準が異なるため日常の困りごとなどの価値観がかみ合わない
管理組合の決定事項はマンションの住人全体へ影響を及ぼすだけに、決して軽視できる問題ではありません。ただ、物件を所有せず賃貸している方はそもそも管理組合に出席する必要がないので、あくまでも参考程度に留めておくと良いでしょう。
管理組合の加入は物件を購入した「区分所有者」の義務なんです!だから賃貸の場合はそこまで気にしなくて良いですよ!
車や身だしなみで感じる格差
居住している「階数」以外にも、所有している車や身につけている宝飾品で格差を感じるケースがあります。
- 駐車場に数千万円のスポーツカーや外車が並んでいる
- 共用部で見かけた時にハイブランド製品やジュエリーを身につけていた
正直なところ、高層階の住人からしてみれば「ただ生活をしているだけ」なのですが、やはり気になる方は少なくないでしょう。
地下駐車場などでベントレーやフェラーリのような高級車が並んでいるのを見て、逆に盛り上がってしまう車好きな方もいましたよ。
ママ友付き合いで感じる格差
タワーマンションには様々な人物・世帯が住んでおり、もちろん子持ち世帯も多くなっています。そして、自分のお子さんと同世代が多い場合、ママ友コミュニティに誘われるケースもあり、情報交換などが行える一方で以下のようなストレスに晒されるリスクがあるのです。
- 高層階と低層階でランチにかけられる予算が違う
- 身につけている衣服やアクセサリーのクオリティに差がある
もし気になるようであれば、初めから程よい距離を置いて、気心の知れる仲間とだけ付き合うと良いでしょう。
ママ友コミュニティからフェードアウトする際は中々気を使います。少しでも苦手な感覚がある場合は、初めから関わらないのがおすすめです。
タワーマンションの低層階に住むメリット2つ
ここからは、タワーマンションの低層階に住むメリットを2つ確認していきましょう。
たとえ低層階であっても、タワーマンションには多くの魅力があるため、ぜひ参考にしてください。
専用施設が充実している
タワーマンションには「住人しか使えない施設」が設けられているケースが多いため、順番を待つこともなく、交通費もかけずに楽しめます。
- 住人専用のスポーツジム
- 宿泊に使えるゲストルーム
- シアタールーム
もし利用料がかかるとしても、数百円程度しか請求されないのが一般的なので、まさにタワーマンションの住人に許された特権といえるでしょう。
ゲストルームは高層階が多い印象です!気分転換に泊まってみても良いかもしれませんね!
生活環境の利便性が高い
タワーマンションは以下のような立地に建てられるケースが多く、一般的なマンションよりも生活環境の利便性が高い傾向です。
- タワーマンションの中か徒歩圏内に大型スーパーがある
- タワーマンションの近くに駅がある
- クリニックなども多い
タワーマンションによっては、建物の中から直接駅へアクセスできるので、住人だからこそ享受できる特権といっても過言ではありません。
ちなみに高層階は自室から1階へ降りるまでに5分以上かかることもあります。そう考えると低層階でも十分なメリットが得られますよね。
タワーマンション格差を感じるかは自分次第!メリットにも目を向けよう!
本記事では、タワーマンション格差の実態や低層階に住む2つのメリットを解説してきました。
- 専用施設が充実している
- 生活環境の利便性が高い
実際のところ、タワーマンション格差が存在しないわけではありませんが、そもそも気にせず関わらなければ快適に過ごせる内容ばかりです。
低層階にも様々なメリットがあるため、本記事を参考にぜひ理想のタワマン暮らしを実現してください。
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