パートナーとめでたく結婚した際は、新たな生活を見据えて賃貸物件を探し始めるケースも少なくありません。しかし、一人暮らしの時と同じ要領で決めてしまうと、互いの希望を満たすことができず、思わぬトラブルに発展してしまうでしょう。
せっかく二人で歩みだすのなら、少しでもストレスを感じない環境を手に入れたいですよね。
そこで本記事では、新婚の部屋探しで押さえておくべきポイントや選び方を解説します。
- 新婚は部屋選びのコツがある
- エリアや間取りも慎重に話し合って決めるのがおすすめ
- ライフスタイルも忘れずに考慮する
現在結婚を見据えている方は、ぜひ参考にしてください。
新婚の部屋探しのポイント7つ
ここではさっそく、新婚カップルが部屋を探す際のポイントを確認しましょう。
自分たちの理想の生活を手に入れるためにも、しっかり押さえておいてください。
家賃の予算設定
家賃は固定費の中でも大きな割合を占めることから、二人の収入や貯金額をもとに無理なく支払える金額を設定しましょう。
- 駅からの距離
- マンションの設備
- 築年数など
結婚後は、各種ローンや子育て、生命保険料などこれまでなかった支出が予想されるため、二人の将来を見据えた家賃設定を心がけましょう。
将来的に住宅を購入する可能性もありますよね!少しでもお金を貯められるようにしましょう!
職場へのアクセス
共働きの場合、互いの職場へのアクセスも大変重要なポイントです。通勤に時間がかかると以下のような問題が発生するため、できる限りお互いの通勤時間が同じくらいのエリアを選びましょう。
- 毎日疲労がたまっていく
- 片方だけ遠いと不公平感からストレスが溜まる
- 帰宅後に触れ合う時間が確保できなくなる
最適な路線と駅を不動産業者に調べてもらうのもおすすめですよ!
実家からの距離
新婚生活が始まれば、以前より両親を交えた家族ぐるみの付き合いが増えることもあるでしょう。よほど遠方の場合は気にしなくて良いかもしれませんが、両家が程よい距離感ならどちらに寄せるかを話し合わなければなりません。
シンプルに親とすぐ会いたい人もいれば、子供ができた時のことを見据えてすぐ助けてもらえる距離にいたいケースもあります。
また、親御さんの考え方によっては「なんでそんなに遠いんだ」と指摘を受ける可能性もあります。両家の関係性が円滑に進むように、丁度良い塩梅を見出しましょう。
今後の二人のライフプラン
もし将来的に子供を希望しているのなら、初めから子育て前提で物件を選んだ方が良いでしょう。
- 新婚世帯や子持ち世帯に対して支援制度が設けられている自治体のエリア
- 近場に保育園や小児科がある
- 足音を気にすることがない1階の住居など
加えて、すぐサポートを受けられるように両親の住まいに通いやすいエリアを選ぶのも効果的。物件探しの段階から不動産業者の担当に伝えてみてくださいね。
できれば子育て経験者の営業担当に相談してみると良いですよ!
お互いのライフスタイル
結婚後にどんなライフスタイルを送るかによって、適した間取りが異なります。
- 趣味の時間・リモートワークがしたい:リビングの他に2部屋以上ある物件
- 夫婦の起床・就寝時間が異なる:寝室を分ける
さらに、子供を持つ予定があり、すぐに不動産を購入するつもりがないのなら、子育て兼子供部屋のある部屋を選ぶのがおすすめです。
間取りは夫婦の過ごしやすさにも直結するので、妥協せず慎重に決めましょう。
二人の荷物の量に合った収納
一人暮らしではあまり気にならなかった「収納」も、新婚の部屋探しでは重要なポイントです。言わずもがな、荷物の量自体が倍になるので、クローゼットか簡易収納を置けるスペースは必須と言えるでしょう。
洋服好きであれば、ウォークインクローゼットがある部屋もおすすめですよ!
もし予算の都合で十分なスペースが確保できない場合は、収納付きソファなどの家具でカバーしてみてください。
共用設備
部屋の中だけではなく、マンションの共用設備もストレスの少ない生活環境には大切です。たとえば、一人暮らしでは必要性が低かったエレベーターも、二人分の食材を運ぶには重要な設備となり、子供ができればベビーカーの運搬に重宝するでしょう。
さらに、共用部はマンションの品性を知るポイントでもあります!チラシやゴミが散乱している場合は、住民の質もあまり良くないかもしれません。
また、防犯面を重視したいならオートロックの有無も大切。できる限り早い段階からチェックしておいてくださいね。
新婚カップルはできる限り一緒に部屋を選ぶのがおすすめ
お互いが納得して気持ち良く新婚生活を過ごすためにも、ネットでの物件探しから内見までは極力一緒に進めた方が良いでしょう。
- どちらかの希望に偏った物件を選んでしまう
- 認識の違いで片方の要望が満たされない
加えて、一人では見落としてしまうような欠点も、二人なら見つけられるかもしれませんね。共働きの場合はスケジュールが調整できないケースもありますが、多少無理をしてでも一緒に内見するようにしてください。
新婚の部屋探しはポイントを押さえれば効率的に進められる
本記事では新婚が部屋探しする際のポイントと、おすすめの選び方を解説しました。
- 家賃の予算設定
- 職場へのアクセス
- 実家からの距離
- 今後のライフプラン
- 夫婦のライフスタイル
- 収納のキャパシティー
- 共用設備
そして、何より大切なのは上記のポイントを極力二人でチェックすること。どちらかのリクエストに偏った物件ではなく、両方が快適に過ごせる部屋を見つけましょう。