賃貸物件を選ぶ上で最大の悩みとなるのが「どのくらいの家賃」にするか、というポイント。
理想の暮らしを手に入れるには、少しくらい背伸びしても良い気もしますよね。
安易に決めてしまった結果、後悔する方も少なくありません。
そこで本記事では、家賃が高い部屋に住むと後悔する理由に加えて、メリットについても解説します。
- 家賃を背伸びすると金銭的な余裕がなくなる
- 家賃が買い部屋は設備が充実してアクセスも良好
- ライフスタイルによっては非常にコスパが悪くなる
家賃を決めかねて物件探しが難航している方は、ぜひ参考にしてください。
家賃が高いと後悔する理由は様々!背伸びは要注意
まず結論として、家賃が高い部屋が必ずしも悪いというわけではなく、次のように魅力的なメリットが得られるでしょう。
- セキュリティーや設備が充実している
- アクセスと周辺環境が良好
- 住民トラブルに巻き込まれにくい
一方、賃貸の審査に「どうにか通る」ような収入水準では高確率で後悔することになりがちです。
日々の負担に耐え切れず家賃を滞納する結果にも繋がることも。
- 生活水準が低下する
- 貯蓄が増えていかない
- 交際費や趣味にお金を回せない
- 仕事が休みにくくなる
参考までに、一般的な適正家賃は収入の30%内とされていますが、生活水準を落とさず暮らしたいのなら「手取りの20~25%」がおすすめですよ。
- 家賃保証会社が見るのは額面なので実際の手取りはマイナス2~3万円
- 審査に通過=適正水準というわけではない
- 事前に手取りで考えておけば余裕を持って生活できる
少し背伸びをすれば生活環境は向上するものの、金銭的に困る状態に陥りやすいため、やはりできることなら収入に対して適正水準内の家賃に収めるのがおすすめといえます。
家賃が高いと後悔する理由4選
ここからは、家賃が高いと後悔してしまう理由を4つ確認していきましょう。
より快適な生活を手に入れるためにも、ぜひ参考にしてください。
生活水準が低下する
背伸びして家賃が高い部屋に住むと、毎月の家賃負担によって生活水準が低下し、思うような暮らしを実現できない可能性があります。
- 外食やスナックが激減する
- たばこ・お酒などの嗜好品も控える
- VODのサブスクリプションなども解約
どれだけ素晴らしい物件に住んでいるとしても、日常生活が我慢の連続ではストレスが溜まる一方でしょう。
賃貸の家賃を検討する際は、収入面などの表面的な数字だけでなく、「具体的にどのような生活になるか」もイメージしてみてくださいね。
貯蓄が増えていかない
家賃を背伸びしてしまうと、自由なお金が減るばかりか貯蓄に回せる資金もなくなってしまうでしょう。
- 突発的に収入が途絶えた時に家賃が支払えない
- 将来の夢や目標の実現が遠のく(留学・開業など)
- メンタルの余裕が保てない
- 引っ越し資金が準備できない
実際のところ、同じ賃貸物件に一生住み続ける方は稀なので、いつでも住まいを変えられるように引っ越し資金は準備しておくべきといえます。
また、企業の正社員であっても、有給が残っていなければ休んだ分の給与は入らないため、貯蓄分を確保して不測の事態に備えておくに越したことはありませんね。
交際費や趣味にお金を回せない
収入の多くを家賃に消費してしまうと、友人・知人との交際費や趣味に回せるお金も目減りするでしょう。
- 友人との外出・食事に出かけられない
- 職場の集まりにも参加できない
- 釣りやサーフィンといった趣味にもお金をかけられない
いずれも楽しい日々を過ごすには大切な要素なので、部屋のクオリティのために削るべきかどうかも考えたいところですね。
ライフスタイルによっては非常にコスパが悪い
家賃が高い部屋は、ライフスタイルによってさらにコスパが悪くなる可能性があり、住み始めてから「もっと安くても良かった」と思う方も少なくありません。
- 仕事の勤務時間が長く家では疲れて寝てしまう
- 休日は予定が詰まっていて外で過ごす
実際のところ、リモートワーク中心の方や頻繁に友人を招かない限りは、背伸びをするメリット自体が薄く、ほとんどの場合は後悔してしまうでしょう。
家賃を背伸びして部屋を借りるメリット3つ
背伸びして高い部屋を借りると様々な後悔に繋がる一方、安い物件では得られないメリットもあります。
ここからは、3つに分けて解説するので、ぜひ参考にしてください。
セキュリティや設備が充実している
家賃が高い部屋は、セキュリティや室内設備が充実しており、安全且つ便利な暮らしが手に入るでしょう。
- 常駐の管理人やオートロックがついている
- バストイレ別、クローゼットなどの収納も完備
- エレベータなどの共用設備が綺麗
住人以外が侵入してくる危険性が低く、宅配ボックスもあればなお快適に過ごせるでしょう。
ただし、物件によっては、家賃の他に「管理費」または「共益費」がかかるケースもあるため、あらかじめきちんと確認しておいてくださいね。
アクセスと周辺環境が良好
不動産物件の相場は立地やアクセスによっても大きく変わり、家賃が高いほど全体的な利便性も向上する傾向です。
- 最寄り駅から徒歩数分で通勤・通学しやすい
- 商業施設が近く生活用品の買い出しにも便利
- 人通りが多いエリアなら犯罪リスクも低下する
家賃を抑えすぎた結果、物件のアクセスが悪く逆に交通費がかさんでしまった、という事例も多いため、少し背伸びをすればトータルコストは安くなるかもしれませんね。
住民トラブルに巻き込まれにくい
家賃が高い物件の住民は、毎月の支払いを継続できるだけの経済力を有しており、仕事でも相応のポストに就いている可能性があります。
社会的な責任やマナー、ルールを順守する意識が強く、理不尽なトラブルも起こさない期待が持てるでしょう。
- 夜中の騒音や怒号が飛び交う心配がない
- ゴミ出しの曜日や分別も徹底している
- 共用部が綺麗に保たれる
一方、安い物件が必ずしも住民の質が悪いというわけではないので、あくまでも参考の1つに留めておいてくださいね。
家賃が高い部屋でも後悔するかは自分次第!バランスを見ながら背伸びしよう
本記事では、高い家賃の部屋を借りると後悔する理由とメリットについて解説してきました。
- 生活水準が低下する
- 貯蓄が増えていかない
- 交際費や趣味にお金を回せない
- 仕事が休みにくくなる
一方、背伸びすると次のようなメリットが得られることも分かりましたね。
- セキュリティーや設備が充実している
- アクセスと周辺環境が良好
- 住民トラブルに巻き込まれにくい
現在、収入に対して少し家賃が高い部屋を検討している方は、ぜひ本記事を参考に、両方の側面を踏まえて決めてみてください。